Archive for 7月 2013

Mike Kelley / マイク・ケリー

マレで時間が余ったので、またまたポンピドゥセンターに行ってみる。
先日のシモン・ハンタイと同時に開催されているマイク・ケリー展を見てきた。

1954年デトロイト生まれ。ロサンゼルスで活動。
2012年自宅で自殺。




パンクロックに影響を受け自らもノイズバンドの一員に。その後
使い古しのぬいぐるみや布製のおもちゃを利用した作品を手がけるようになる。


 入り口に展示されていた鳥の箱。


Centre Pompidou
2 mai 2013 - 5 août 2013
de 11h00 à 21h00 Galerie sud

ピクニック三昧 / Pique nique partout


ここ3週間ほど、パリはいい天気が続いている。
6月の半ばまで曇りばかりで春はいつくるの?という状態だったので、
いきなりの太陽にうれしいやら驚くやら。

太陽がでるとパリッ子達の頭の中はピクニックしよう!となる。ピクニックと言ってもお昼間ではなく夕方の6時とか7時くらいから始まる夜ピクニック。
日が沈むのが夜10時すぎるので
アペリティフ+夜ご飯をしながら日が沈むまで延々しゃべる。

芝生に寝転んだりして気持ちいいし、ゆっくりお酒のんでしゃべって
というこの夜ピクニックが私はけっこう好きで今年は6月末からの
遅い始まりだったけれど、いろんな場所にでかけた。

1、サンマルタン運河のほとり / Canal Saint martin
ここは毎年ピクニック人口が多い場所。
芝生はないけど、水辺だし木の影があって涼しい。外にいるのに疲れたら
近くにバーが沢山あるし、なにより街中なのでお手軽ピクニックにぴったり。

2、セーヌ川のほとり、オルセー美術館の前 / au bord de la seine, devant le musée d'Orsay
最近オルセー前のセーヌ川のほとりが改装?されて、ベンチができたり
子供用だけど遊び場ができたりしていると聞き、行ってみることに。
夕日もきれい。




3、モンスリ公園 / Parc Montsouris
初めていってみた14区にある公園。とてもきれいに整備されているのに自然さも失っていない素敵な公園だった。鴨 canard や白鳥 cygne、アオサギ héron、他にも名前のわからない鳥達が池の周りにたくさんいる。サラダとお寿司で。



 4、セーヌ川のほとり、バトファーの辺 / au bord de la seine, à coté de batofar

この辺りにはバーが岸辺にたくさんでていて、芝生はないものの、バーの長椅子で一休みしたりテラスでビール飲んだり、気持ちがいいこと間違いなし。
この日はテラスも長椅子も満員で、仕方なく岸辺にすわってピクニック





目の前には船を家にしている人たちの船上テラスが。



5、バガテル公園 / Parc de Bagatelle

ブーローニュの森の中にあるバガテル公園。
バラ園にはバラが咲き乱れ、なぜかクジャクがそこらじゅうで鳴き、
芝生は広く、人は少なめ。
いつもヴァンセンヌの森ばかり行っていた私には、上流階級?を感じさせるわ。
きれいで静かで落ち着きのあるところが好きな人にぴったり。



6、リュクサンブール公園 / Jardin du Luxembourg

ボンマルシェのデパ地下(実際は地上階だけど)でお買い物して
いつになくぜいたくなピクニックをしてみた。おいしかった!
街中の公園は、突然のピクニックに使えて便利。

公園内の噴水前の建物。


7、14区のどこかの広場 
どこだったのか・・忘れてしまったけれど、7月14日のパリ祭の時
花火を見るためにワイン一本とチーズを持ってピクニック。
花火は・・遠い。大阪の淀川花火を間近で見るのが恒例だった私には
少々物足りなかったが、パリで花火を見られたのだからいいことにしよう。



8、ラ・ヴィレット公園 / Parc de la Villette
ここも毎年行く公園。ピクニックにもコンサートにも野外映画にも・・
とにかくいろんなイベントがあり楽しい。
イベントがないときにはビールの売店も閉まっているのだけれど
そこはちゃんと、ビール売りのおじさん(リュックにキンキンに冷えたのを
入れて売っている)やらアフリカのおつまみを売るお母さんが
やってきて、ちゃんと食べ物と飲み物にありつけるようになっている。
今は写真奥に見える川俣正のインスタレーションが見られる。


そんなこんなで、1ヶ月ほどの間にいったい何度ピクニックをしただろう・・
これからももう少し続きそう!
 

Ronan & Erwan Bouroullec / ブルレック兄弟


Musée des Arts Décoratifs / 装飾美術館 で開催中のブルレック兄弟の展示を見に行ってきた。

Ronan Bouroullec / ロナン・ブルレック 1971年生まれ
Erwan Bouroullec / エルワン・ブルレック 1976年生まれ
兄弟でプロダクツ、インテリアのデザインを手掛ける。

美術館の入り口に圧巻の仕切り。発砲スチロール製。


これはフェルト製で、小さなパーツを組み合わせて作られている。
一緒に行ったビオ系建築家の友達によるとフェルトは遮音にすぐれているらしく
パーティションにはよい素材なんだそうだ。



ソファーのようなカーペットのような・・実際に寝転んでみられる
のだけど、気持ちよかった。













洗面所のデザイン。シンプルででもそれだけじゃない、というのがいいなぁ。





革でコードをきっちりとミシン縫い。それがランプの装飾になる。



日本の伝統工芸を使ってプロダクトデザインをする、というプロジェクトに
招待され、輪島塗のランプを作る。






座り心地も見た目もステキだった椅子。


大きな部屋にブルレック兄弟の机や椅子が並べられ、実際に座ってみられる。
デザイン画がたくさん張ってあったり、デザインの様子を映像で流していたり
眺めるだけじゃないところもよかった。

Ronan et Erwan Bouroullec "Momentané"
du 26 avril 2013 au 1er septembre 2013
Les Arts Décoratifs - Nef
107 rue de Rivoli 75001 Paris

http://www.lesartsdecoratifs.fr/francais/accueil-292/une-486/francais/arts-decoratifs/expositions-23/actuellement/dans-la-nef/ronan-et-erwan-bouroullec/ 

Butte aux Cailles / ビュット・オ・カイユ

ビュット・オ・カイユという13区にある丘でお散歩。
ストリートアートがいたるところにあり、パリ・コミューンの事務所のようなものがあり、
昔から庶民、労働者に根ざした地域だったよう。
今はオシャレなバーやカフェがあちこちにあり、ボボな雰囲気を漂よわせている。

そんな地区をてくてく歩いていたら、目につくのは「ミス・ティック」の絵。
この辺りに住んでいるそうで、今もたくさんの絵を書き続けている。
Miss.Tic / ミス・ティック
1956年パリの10区生まれ。
父はチュニジア出身の労働者、母はノルマンディーの農家出身。
http://www.missticinparis.com/





壁の塗り直しがあったのにも関わらず、絵をよけて塗っている。。
ほのぼのする壁。





そして、この黒板にチョークで描いたような絵に遭遇。 
Philippe Baudelocque という人が描いたらしい。細かい模様や
白い線、すきだなぁ。
Philippe Baudelocque / フィリップ・ボウドゥロック
1974年パリ郊外Yerres 生まれ。
http://www.baudelocque.com/





あとはクリムトをストリートアートにしてみました。というこれ。
20区とはちがった絵が見られて楽しかった。





Shepard Fairey

SHEPARD FAIREY(シェパード・フェアリー)
1970年生まれ。ストリートアーティスト。ロサンゼルスで活動。

13区を散歩していたら、ストリートアートがあちらこちらに目に入る。
HLM( Habitation à Loyer Modéré )と呼ばれる低家賃住宅の壁にひときわ目を引く絵があった。

13区の区長 Jérôme Coumet がストリートアートに造詣が深く、シェパード・フェアリーに依頼して描いてもらったそう。こういう活きたアートというのか、伝統的な古いものではなく今のアートを、公共のプロジェクトで使ってしまうところがパリらしい。







シェパード・フェアリーは、オバマさんの絵を描いた人。


13区はアートもそうだけど、ビュット・オ・カイという左岸ながらここは20区?と思ってしまう雰囲気の場所もあり、なんだかおもしろそう。また散歩しに行こう。

 

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