Archive for 6月 2013

Simon Hantaï / シモン・アンタイ


ポンピドゥセンターでシモン・アンタイの展示会を見てきた。
Simon HantaÏ
1922年ブタペスト生まれ。フランスに帰化。

ダリのようなシューレアリズムから始まり、ジャクソンポロックのようなアクションペインティングの時代を経て「écriture rose」に代表される聖書や哲学、詩を書いて絵にしていく時代に入る。





"Écriture Rose" 1958-1959
ピンクの絵に見えるけれど、近くにいくと


小さい字がたくさん書いてある。





下になにか描いてから上に黒を塗って、ヘラのようなもので黒を剥ぎ取る手法。









この辺から結びの手法を使い始める。"Meuns"
生地の4角を集めて、平たくし、色をつける。
白の部分が大きく残り、一つ一つの色の部分も大きく、マチスの絵を
思い出す。







その後、生地を折り曲げて大きなローラーで平たくし、その上に色を付けて、
折って内側になっていた所が白く残ることで絵になる、という手法を使い始める。
不規則に折ってできたもの。 





これは日本のしぼりのように、裏側に糸で結び目を作ったもの。
生地が固いので、丸い模様にならず、線になって残っている。"tabula" 










Simon Hantaï 
Centre Pompidou
du 22 mai 2013 au 2 septembre 2013 
http://www.centrepompidou.fr/






R.H.Quaytman

R.H.Quaytman
1961年ボストン生まれ。
ニューヨークで活動。

2011年のベネチアビエンナーレで好きだなと思ったアーティスト。
今年はビエンナーレだね、と最近友達が言っているのを聞いて
あれからもう2年経つのかとなぜかドキドキする。



I Modi, exhibition view, The Central Pavilion at the Venice Biennale, 2011.
 
これは一目見た時から吸い込まれるように近づいてしまった作品。
なぜ惹かれるのか?色とジオメトリーと絵の組み合わせ?
木の枠の立体感?
ピンクの三角に描かれたところをよく見てみると、ガラスなのかキラキラしている。


白黒に金色のリボン。

 I Modi, Chapter 22, 2011



ここまでがビエンナーレで展示されていたもの。

他にも彼女の誕生年に描かれたエドワード・ホッパーの "A Woman in the Sun" を題材にした "Distracting Distance, Chapter 16" なども。



"Distracting Distance, Chapter 16" / R.H.Quaytman /2010


 "A Woman in the Sun" / Edward Hopper / 1961





Saint céneri-le-geréi サン=セヌリ=ル=ジェルイ

またまたアランソンから30分の小さな村、サン=セヌリ=ル=ジェルイSaint céneri-le-geréi に行ってきました。
この村にすむ、一緒に仕事をしている友人が近くの村も案内してくれて、
仕事をしつつも緑に囲まれた1日になりました。












こちらは近くの サン=レオナール=デ=ボワ Saint leonard des bois という村。アクセサリーや雑貨のお店に併設されたカフェでお茶をいただき、ポタジェと呼ばれるハーブや野菜の畑を散歩して、なんとも贅沢な昼下がり。


フヌイユってこんな姿だったのね。。





いきなりニョキッとでてきたトカゲ?はん。いい色してます。


Saint céneri-le-gérei
http://www.saintceneri.org/

パリ郊外 / Saint-Sulpice-de-Favières

友人の音楽コンサートを聞きに、パリ郊外の Saint-Sulpice-de-Favières というところまで行ってきた。
モンパルナス駅からRERのC線に乗り「Breuillet - Village駅」から車で20分くらい。
小さな村の雰囲気で、パリから40分離れるだけで、旅行気分が味わえる。


コンサートのあった教会。





観光に向いているかというと特にそんなこともないかもしれない・・けれど、バラが咲く古い家や緑があちらこちらにあり、ゆったりとした気分を味わえた日でした。

Église Saint-Sulpice de Saint-Sulpice-de-Favières 

http://fr.wikipedia.org/wiki/%C3%89glise_Saint-Sulpice_de_Saint-Sulpice-de-Favi%C3%A8res


Passage du Grand Cerf

エチエンヌ・マルセルの辺りをぶらぶらしていたら、パッサージュの入り口に
なんともかわいい飾り付けがしてあった。

パッサージュ・デュ・グラン・セールにはアクセサリーやデザイン雑貨のお店がたくさん入っている。その中にある手芸屋さんが作った飾りつけだったよう。



赤い飾り付けの入り口。パッサージュの反対側の
入り口はブルーの飾り付け。






編み物教室もしているようで、パッサージュの中で編む女性達。
この人たちで飾り付けしたのかな。
 


Passage du grand cerf
145 rue Saint-Denis
8 rue Dussoubs 75002
Metro : Etienne Marcel




Rino

前から気になっていたレストランに行ってきました。
イタリア人シェフが作るフランス料理で、
イタリアの風を感じる?料理でした。
こじんまりしていて落ち着くし、奥様なのか料理を運んでくれる女性も
とても感じよく、また行きたいレストランに決定。

メニューは2つ。両方ともお任せコース。



前菜。アンチョビのラビオリとお豆さん。
塩加減がよくておいしい。


Rouget という赤い魚のグリル。ケッパーとじゃがいもと。



この rouget という魚は、日本のいとよりに似ていて白身なのに味が濃いように思う。
いつもでてくるソースの味で食べてね、というほとんど味のない白身魚と一緒にしては失礼にあたる気がする。






フォアグラ。おいしかったことしか思い出せない。。



私個人的には、肉より魚のほうが好きなこともあり、最後の肉料理がもうひとつ魚料理でもいいなぁ、と感じてしまうことが多い。ここもちょっと多かったかな。





デザート2つ。両方ともおいしかった。おなか一杯だったはずなのにペロリ。

もっとイタリア風なのかと思っていたけど、いい塩梅。
最後までおいしい連発のレストランでした。



Rino
http://www.rino-restaurant.com/ 
46, rue Trousseau 75011 Paris
tel. 01 48 06 95 85

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