Simon Hantaï / シモン・アンタイ

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ポンピドゥセンターでシモン・アンタイの展示会を見てきた。
Simon HantaÏ
1922年ブタペスト生まれ。フランスに帰化。

ダリのようなシューレアリズムから始まり、ジャクソンポロックのようなアクションペインティングの時代を経て「écriture rose」に代表される聖書や哲学、詩を書いて絵にしていく時代に入る。





"Écriture Rose" 1958-1959
ピンクの絵に見えるけれど、近くにいくと


小さい字がたくさん書いてある。





下になにか描いてから上に黒を塗って、ヘラのようなもので黒を剥ぎ取る手法。









この辺から結びの手法を使い始める。"Meuns"
生地の4角を集めて、平たくし、色をつける。
白の部分が大きく残り、一つ一つの色の部分も大きく、マチスの絵を
思い出す。







その後、生地を折り曲げて大きなローラーで平たくし、その上に色を付けて、
折って内側になっていた所が白く残ることで絵になる、という手法を使い始める。
不規則に折ってできたもの。 





これは日本のしぼりのように、裏側に糸で結び目を作ったもの。
生地が固いので、丸い模様にならず、線になって残っている。"tabula" 










Simon Hantaï 
Centre Pompidou
du 22 mai 2013 au 2 septembre 2013 
http://www.centrepompidou.fr/