vélib / パリの自転車事情

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電動自転車がほしい私ですが、今のところヴェリブと呼ばれるパリ市が運営するレンタサイクルを活用しています。



2007年から始まり、私が1年カードを作った2009年から今までにも、自転車専用の道が増えたり、ヴェリブの設置場所が増えたりと人気も定着。

1年で30ユーロくらいのカードを購入すると30分間無料でレンタルでき、パリ中をどこでもスイスイいけます。自転車って乗っているだけで気分が壮快で元気がでてくるので、ドラノエさんいいもの作ってくれたなぁとしみじみ思います。

2002年に1年ほどパリにいた頃は、やっぱりどうしても自転車に乗りたくて、古い自転車を蚤の市で買ってみたのですが、いろいろと痛い目に遭いました。

なんと自転車は歩道を走ることができず、自動車と同じ道路を走らないとだめで、知らずに走っていたらおじいさんに「ここで 何してるんや!」とか「降りろ!」と怒鳴られること3回(なぜか3回ともおじいさん)やっと日本と規則が違うことに気づいたのでした。ごめんなさいー。
その後ビクビクしな がら車道を走っていたらブレーキが壊れたスクーターに後ろからぶつかられ、買ったばかりの自転車は壊れるし、足は腫れるしのテンヤワンヤでした。

あの頃に比べたら、自転車人口も格段に増え、大きな車道には自転車専用の道が整備されたし、魔の一方通行も自転車だけはOKとなったり、今日はずいぶん安心して自転車生活が送れるようになりました。

一方通行。自転車は除く。


ま、大きな広場では、車と一緒にぐるぐるしなければならず、出たい道に出られなくてもう一周。なんてこともあるのですが。

そういえば長々と工事が続いていたレパブリック広場は、そろそろ完成が近づいていて、自転車用の道も作られるそうです!これは私の自転車生活にかなりの朗報。あの広場を通らないと行かれないところが沢山あるのに、通る度にドキドキするので。


レパブリック完成予想図。


ヴェリブ。好きだし大活躍だけど、やっかいなのは坂の上に住んでる人にとっては、博打に近いものがあるってこと。自転車が家の近くですぐに見つかるならいいのですが、私の家の回りは4、5箇所あるけど、だいたいこんな感じ。





「よ、よかった〜。1台残ってた!」これで遅刻は免れる。
1台もないことも多くて、そのときはある所まで歩かないといけない。時々、歩いているうちに、待ち合わせ場所まで徒歩できちゃった・・なんてこともあります。

Vélib: http://www.velib.paris.fr/