Saint-céneri-le gerei

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ここ何年か1年に2回ほど、アランソンというノルマンディ地方の都市にいく機会がある。パリから電車で2時間半。意外に遠いのだが、そのアランソンの駅から車でまた30分ほど行った所に、サン・セヌリ・ル・ジェレという舌をかみそうになる小さな村がある。

なんでもフランスの最も美しい村のひとつだそうである。
今回は冬まっただ中だったので、寒いのと緑が少ないのがすこし物悲しいのだが、夏はおとぎ話かと思う風景が広がる。













アランソン Alençon(ウィキペディアから)

すでに古代にはアランソンには町があったと思われる。フランク王国のメロヴィング朝時代には百人組が置かれ、この地方における軍事と行政の拠点であった。

7世紀初頭からカロリング朝を通じて900年頃まで、centena Alancioninsis が置かれた。フランク王国の地方官であったアランソン伯は、やがてこの地帯の世襲君主となり、のちに公爵となった。

11世紀にはアランソンに城が築かれた。市壁 (burgus) への最古の言及は1000年に登場する。 17世紀にはアランソンは「ポワン・ダランソン」と呼ばれるレース編みの特産地として知られた。アランソン城はのちに改修を重ね、現在は市庁舎および裁判所として利用されている。