Archive for 2月 2013

LE 20e ART

友達とランチ。20区の右端のほうにある rue des vignoles という道には、ひっそり地元の人に愛されるレストランが何軒かある。この近くで建築デザインの事務所を持つ友達が、地域一番と言うレストランに行ってみた。
おいしい。しかもお手頃価格。
鯛の焼いたのに、ごはんの付け合わせ。ソースの味もきつすぎなくてほっとする味だった。

週末なにしてた?から始まって、近くにできたカフェやら最近いった展示会やらの話に花を咲かせていると1時間なんてすぐにすぎてしまう。
おなかも満足。そして帰って仕事もはかどるというものである・・






LE 20e ART
46, rue des Vignoles 75020
01 43 67 22 29


Saint-céneri-le gerei


ここ何年か1年に2回ほど、アランソンというノルマンディ地方の都市にいく機会がある。パリから電車で2時間半。意外に遠いのだが、そのアランソンの駅から車でまた30分ほど行った所に、サン・セヌリ・ル・ジェレという舌をかみそうになる小さな村がある。

なんでもフランスの最も美しい村のひとつだそうである。
今回は冬まっただ中だったので、寒いのと緑が少ないのがすこし物悲しいのだが、夏はおとぎ話かと思う風景が広がる。













アランソン Alençon(ウィキペディアから)

すでに古代にはアランソンには町があったと思われる。フランク王国のメロヴィング朝時代には百人組が置かれ、この地方における軍事と行政の拠点であった。

7世紀初頭からカロリング朝を通じて900年頃まで、centena Alancioninsis が置かれた。フランク王国の地方官であったアランソン伯は、やがてこの地帯の世襲君主となり、のちに公爵となった。

11世紀にはアランソンに城が築かれた。市壁 (burgus) への最古の言及は1000年に登場する。 17世紀にはアランソンは「ポワン・ダランソン」と呼ばれるレース編みの特産地として知られた。アランソン城はのちに改修を重ね、現在は市庁舎および裁判所として利用されている。







小村雪岱

小村雪岱 こむら せったい
明治20年(1887年)3月22日 - 昭和15年(1940年)10月17日)
大正~昭和初期の日本画家、版画家、挿絵画家、装幀家。
1914年、泉鏡花の「日本橋」の装幀をし、以後多くの鏡花作品を装幀。木版多色ずりによる挿絵の仕事を手がけた。

この余白感がたまらない。

Komura Settai ( 1887-1940 )
né à Saitama, il est peintre, et il a conçu une couverture pour le roman, par Izaumi Kyoka, Nihombashi.
J'aime sa beauté de marge.







Défilé Ete 2013 / Agnès b.

2013秋冬のデフィレ時期に、ちょっと古い記事を投稿。ジュ・ド・ポーム国立美術館で行われた、アニエスベー2013 春夏のコレクションショー。
陣取った席が前列でよかったのか悪かったのか、モデルに近くて写真がぶれる。
自分のデザインしたバッグがモデルに持たれてショーに出てくるのはうれしいものだ。1枚目はポーチが2つくっついたようなショルダーバッグで、表がブルーで裏がブラックのカラーコンビ。2枚目はプレッションボタンが付いたトート。

Un défilé passé. Je me suis placée au premier rang, mais est ce une bonne idée pour prendre des photos ?
Mon sac comme un mariage de deux pochettes solitaires. Un coté noir, l'autre en bleu. Et un autre, totebag avec des pressions.

défilé 2013 printemps été
défilé 2013 printemps été


le 2 octobre 2012, défilé agnès b. femme
Jeu de Paume
1 Place de la Concorde 75008
http://www.jeudepaume.org/

Saturne

1月末、Saturne というレストランへ行ってみた。
内装のモダンさにも惹かれて行ってみると料理もモダーン。ソースが冷たくてホロホロ状態の固形物になっていたり、薄いゼリー状になっていたり。
全体的においしい+実験的なおもしろさもあって、楽しめた。
決まったコースのみだが、苦手なものは別の料理に変えてもらえる。この日のメインはなんと鳩前に苦い思い出のある私は「ノン鳩」を申し出、かわりに出てきた子牛をおいしくいただいた。


 





poireaux, persil, fourme d'ambert
turbot, radis, crosnes
anguille fumée, betterave, raifort

veau,
carotte, clémentine




Saturne table.cave
17, rue Notre-Dame des Victoires 75002
01 42 60 31 90

Première Vision printemps-été 14

先日、素材展プルミエールヴィジョンに行ってきた。
プルミエールヴィジョンはパリで毎年2月と9月に開催される、世界最大の国際的な繊維と服地の見本市。服地のほかに「エクスポフィル」(ファイバー/糸)、「ル・キュイール・ア・パリ」(皮革)「インディゴ」(テキスタイルデザイン)の見本市が同時開催される。

私の分野はバッグなので、服地の中から厚手のものを探したり、刺繍メーカーさんに見本送付をお願いしたり、革のホールで気になるものをチェックしたりが主な目的だ。なにより楽しいのは、それぞれのホールで「今年のトレンド」を各メーカーの素材を展示しながらまとめたエリアを見回ること。毎回ワクワクする。

今回は探していた革ひもが見つかり、個人的に収穫大。うまく企画できるといいな。


http://www.premierevision.com/




パリの手芸屋さん

革ひもを探すことになり、 マルシェサンピエール周辺をウロウロする。
細々した手芸用品は、Mercerie メルスリーと呼ばれるお店で見つかる。いくつかよく行くお店があって、それぞれ違う雰囲気があって楽しい。

1. Mercerie MOLINE
2,4,6 rue de Livingstone 75018 Paris
http://www.moline-mercerie.com/
マルシェ・サンピエールのすぐ近く。今回の写真は3枚ともここのもの。リボンや紐に強い、気がする。

2. Mercerie Saint pierre
http://www.marchesaintpierre.com/ 
まさしくマルシェ・サンピエールの手芸用品館。生地館のすぐ横にある。
MOLINEに比べて少々雑多な雰囲気。

3. Le bonheur des dames
Le Viaduc des Arts  17, Avenue Daumesnil  75012
http://www.bonheur-des-dames.biz/boutique/liste_rayons.cfm
刺繍用品がそろうお店。シック系。クロスステッチのキットの品揃えがすごい。

4. Entrée des Founisseurs
8 rue des Francs Bourgeois 75003 Paris
http://www.entreedesfournisseurs.fr/
さすがマレの中にあるだけあってオシャレ系。リボンもボタンも生地もステキなものが見つかる。お値段もそれなりに。



選んだリボンや紐を切ってもらう。親切な人だった。







Mariel Clayton

マリエル・クレイトン
確かにちょっとグロテスクすぎるきらいはある。
でもバービーとケンのお人形の世界で再現され、そのあまりにもあっけらかんとした世界は、深刻さがあまりなくてクスッと笑える。不謹慎かしら。

本人曰く、女性のイメージに対する不安定な価値観に働きかけたいとのこと。そして « My work isn’t for everyone, but I like it. » という言葉も頷ける。東京のおもちゃ売り場でミニチュアフィギュアを見てこの仕事を始めるようになったらしい。

この人も「HEY! modern art & pop culture / Part II」で何点か展示されていた。細部まで見事に作られていてかなり芸が細かい。

クローゼット上に猫ボックスが。。


marc jacobs のバッグがチェーンまで見事に再現されている ! ケンの筋肉もすごい。




これの本物が展示されていた





HEY! modern art & pop culture / Part II
25/01 – 23/08 2013

雑誌 HEY !
http://www.heyheyhey.fr/fr

LA HALLE SAINT PIERRE
2 Rue Ronsard  75018
http://www.hallesaintpierre.org/

Brian Dettemer

Brian Dettmer
1974年アメリカ・シカゴ生まれ。
古い百科事典や医学誌などを使って、何層ものページを切り出して作品を作っている。
どのくらい時間がかかるのだろう。ナイフやピンセット、外科手術用の道具を使用して切り出して行くらしい。

先日の「HEY! modern art & pop culture / Part II」のモダンアート展で実物をみてきた。気の遠くなるほどの時間を思いつつ、目の前の作品の魅力に、ため息がフォーっとでた。

http://briandettmer.com/






HEY! modern art & pop culture / Part II
25/01 – 23/08 2013

雑誌 HEY !
http://www.heyheyhey.fr/fr

LA HALLE SAINT PIERRE
2 Rue Ronsard  75018
http://www.hallesaintpierre.org/

HEY! modern art & pop culture / Part II


18区サクレクールのすぐ近くに、生地屋さんが集まる地域がある。マルシェ・サンピエールという一番大きな生地屋さんには、むかーし自分でバッグを作っていた頃、よくお世話になった。

昨日はそのすぐ向かいにある「LA HALLE SAINT PIERRE」で開催中のモダンアート展「HEY! modern art & pop culture / Part II」を見に行ってきた。
 HEY ! というアート雑誌が主催の展示会で、ポップで少しグロくて、今ドキなアート紹介という感じ。好きなものもあったから徐々にアップしよう。

昔は本当に市場だった所だから大きな空間で、カフェも併設されている。あの辺りの坂に疲れたときには穴場な休憩場所としても使えそう。

HEY! modern art & pop culture / Part II




HEY! modern art & pop culture / Part II
25/01 – 23/08 2013

雑誌 HEY !
http://www.heyheyhey.fr/fr

LA HALLE SAINT PIERRE
2 Rue Ronsard  75018
http://www.hallesaintpierre.org/

Tatiana Trouvé

タチアナ・トルーヴェ
好きなアーティストの一人。
2011年のベネチア・ビエンナーレに行ったとき、一番ステキと感じたのはビエンナーレには直接関係ないフランソワ・ピノー氏の現代美術館、プンタ・デラ・ドガーナだった。
そこでタチアナ・トルーヴェの展示会 « Éloge du doute » が開催されていて、釘付けになってしまう。静かな色合いの中に真鍮色がきいている。


Tatiana trouvé
Une des artistes que j'aime. J'ai rencontré ses créations lors de visite à La biennale de Venise en 2011. Il y avait son exposition « Éloge du doute » au Punta della Dogana, fondation François Pinault. 

« Éloge du doute », 2011, Punta Della Dogana, Venice

Untitled, from the series Intranquility, 2009


 Envelopments ( détail ) 2009 « A Stay between Enclosure and Space », Migros Museum, Zurich

"Untitled, from the series Intranquillity" 2007 "4 between 3 and 2", Centre Pompidou Paris

« Sans titre, issu de la série Intranquility », 2011, Galerie Perrotin, Paris


"Untitled, from the series Intranquillity" 2007 "4 between 3 and 2", Centre Pompidou Paris

Tatiana Trouvé, Envelopments, 2009

Le chateaubriant 2013.1

1月の最終週、またしてもシャトーブリオンに。前回は12月初めだった。
何度いってもやっぱりおいしい。こんなことを言うのは贅沢だと分かっているけど、本音を言うとちょっと飽きてきたかもしれない。
デザートは2つとも変わらずだったも少々残念といえば残念かな。。






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